2012年9月3日月曜日

長月の幕開け

いやぁ、昨日今日とスンバラシイ日だった。うんうん、9月は頭から幸先がいいなぁなんて思ってらっしゃるゴキゲンヨウ皆様私が噂のクソ野郎kAchuにございます、笑。たぶんあれだな、葉月は31日の満月ちゃんが影響してんだな、と言うことにしておきましょ。なんつったって、珍しいブルームーン。ひと月に2度ある満月のことを巷ではそーゆーらしいっすよ。次は3年後だとか。ただでさえ満月周辺には何やらソワソワ、ワクワク、ドキドキな心構えになってしまうんですね実は。そりゃそでしょ、餅つきウサギは満月じゃないと見えんし、女の子だって、海ガメだって、それこそ海全体だって、月の満ち欠けに影響受けるわけですから、「国籍」上「日本国男子」たるおれも何か影響受けなきゃマズいっしょ。野生を取り戻せ、それは常々声を大にして言いたいことでございます。

さて、そんなことで幕を開けました長月。初っぱなからのサプライズは、中高共にした友人が私めの働くパブに突如出没したのです。あ、というか偉そうなこというと、皆様結構「パブ」というものをご存じないようで。いわゆる「パブ・スナック」のパブではございませんし、「バー」とも雰囲気が違います。「パブリック・ハウス」の略語としてのパブです。この時代です、続きはGoogle先生に聞いてください。
まぁとにかく、彼、現在は某業界で働く方。彼のプライベートに関わるのでこれ以上の明言は避けますが、国家の防衛を司っております(明言したも同然か、笑)。そんなわけで、僕の根底に脈々と流れるアナーキーな性質からは一番遠いところにいるようなもんで、過去の言動や行動が誤解され彼の癪にさわることもなかったとは言い切れません。
だがしかし、だがしかしです。2時間近くの道のりをかけて遙々飲みに来てくれたという事実。何の連絡もなしにフラッと。僕はこのことにいたく感銘を受けたと同時に、彼のような野郎が、そういう場所にいることに少し安心感を覚えます。勿論彼だけでなく、彼を始めとして様々な素敵なクソ野郎がこの世界のあちこちに散らばって生きているという事実に僕は助けられています。ホント、だから俺も自由気ままに言いたいこと言ってやりたいことやれるってもんです。
まぁ、そんないい話めいたことを延々語っても仕方がないので、そろそろこの話は終わりにしますが、そんわけで、中高の仲間と飲みたくなりました。地元広島から離れ関東に散らばる奴らの顔ぐらいはみたくなりました。だから、近々飲み会しようみたいな話になったので、そうしようかなと。まぁ、むさっくるしい男子校の出なんで、パーっと華やかなHOOTERSででもはしゃぎまくってやろうじゃぁありませんか。ムチムチなチャンネー万歳!笑

したら、昨日は昨日で、2日は近所の神社で例大祭がございました。わたくし、いわゆる不可知論者。ゆえに、どーせなら森羅万象を愛するという考えに行き着いております。一般の神の類いは苦手でございますが、神道には、面倒な宗派を除き、八百万を祀る精神がございますので、最近はそれを不可知論的といえなくもないと思い好んでおります。ここにくるまで無神論者だった頃もありますので、そのころなんかは「宗教」の匂いのするもの全てに唾を吐いていたわけですし、母方の家系は神主さんもいらっしゃり、誠に申し訳ない時期であったなと思い返します。まぁ、過去があって今がある、今があって未来がある、というのは揺るぎようのない事実ですので、半分忘れたふりをして「ごめちゃい★」程度の心持ちですが、笑。
まぁ兎に角、その例大祭に足を運んだわけで。なんといっても、その神輿文化というものが地元になく(以前はあったようですが、人手不足だとかなんだとかでなくなっちまったらしい。が、最近復活したとのウワサも)、威勢のいい祭り文化を基本的に目の当たりにしてこなかったわけです。ただ、その代わりとは言えませんが、祭りと言えば往々にして舞台にて石見神楽が演じられるのが心に残っています。こっちでいう「神楽」と違い、より大衆芸能化したもので、今思えばもっとちゃんとたっぷりしっかり見ておくべきだったと思うわけです。おっと、話がそれた。
以前その神社を通りかかった時にお囃子の練習をしているのが聞こえて、しばらく聴いていたので、これはモノホンのお囃子と共に神輿が出るに違いないという見立てたわけで、録音機材なんかも持って出かけたわけですが、大正解でした!あいにくの、雨が降ったり止んだりする中、宮出しが行われ、それを篠笛が先導する様子は鳥肌モノ。昨年は高円寺の阿波踊りに行って、感激し、狂喜乱舞たわけですが、こっちはこっちで腹の奥底から静かに湧き上がる「何か」があります。お囃子部隊の方々の「囃子」の字が背中にある法被もまたカッコよく、やべぇ、これ欲しいって思っちゃいました、笑。
結局最後まで一緒に練り歩くことになるんですが、途中の小休憩の際、その中でボスっぽい風格をした篠笛のおっちゃんに「さっきから趣味で録音してるんすけど、いいっすかね?」って尋ねたところ「お祭りってのはなぁ、みんなのもんなんだ、著作権だとかしょーもないこといっちゃぁいかん」と軽く叱られました。かっこよすぎです。ついでに若い方々にも、幾つか疑問をぶつけてみたら快く答えてくれたばかりか、一緒に写真とってくださいっていうお願いも快諾。いやぁ、まじハッピー♪
ちなみに、お囃子の修練はまずビートの習得から入るようです。中心のビートとなる太鼓をまず覚え、サイドの太鼓を覚え、という具合にランクアップしていくのだとか。途中から太鼓と篠笛に別れるらしいですが、篠笛吹けるセンスある奴は少ないから、大抵篠笛は篠笛専門になるとか。太鼓は譜面があるけど、篠笛はビデオなんかで見て覚えるんだそうです。伝統芸能音楽、やっぱヤバい。

確か来週は町田一デカイ神社の祭り。これも楽しみで仕方がない。けども、より地元密着型の祭りのあり方にとても刺激を受けた日でした。
マツリゴト、侮る無かれ。僕から見ればそれこそ「デモ」もマツリゴト。ただ今のデモの多くは言語化の要素と引力が強すぎると感じています。最近忙しいから行けてないけど、それも今少し僕が距離をとってる一つの理由。そこにもっと「まぁるく色々飲み込んだ」ような「あやふやな何か」が加わればドッカーン、いわゆる権力者はオシッコちびっちまうだろ。
それが「粋」なものであれば、これからも様々な「マツリゴト」に首を突っ込んでいきたいっすな!!