さて、そんなことで幕を開けました長月。
だがしかし、だがしかしです。
まぁ、
したら、昨日は昨日で、2日は近所の神社で例大祭がございました。
まぁ兎に角、その例大祭に足を運んだわけで。なんといっても、その神輿文化というものが地元になく(以前はあったようですが、人手不足だとかなんだとかでなくなっちまったらしい。が、最近復活したとのウワサも)、威勢のいい祭り文化を基本的に目の当たりにしてこなかったわけです。ただ、その代わりとは言えませんが、祭りと言えば往々にして舞台にて石見神楽が演じられるのが心に残っています。こっちでいう「神楽」と違い、より大衆芸能化したもので、今思えばもっとちゃんとたっぷりしっかり見ておくべきだったと思うわけです。おっと、話がそれた。
以前その神社を通りかかった時にお囃子の練習をしているのが聞こえて、しばらく聴いていたので、これはモノホンのお囃子と共に神輿が出るに違いないという見立てたわけで、録音機材なんかも持って出かけたわけですが、大正解でした!あいにくの、雨が降ったり止んだりする中、宮出しが行われ、それを篠笛が先導する様子は鳥肌モノ。昨年は高円寺の阿波踊りに行って、感激し、狂喜乱舞たわけですが、こっちはこっちで腹の奥底から静かに湧き上がる「何か」があります。お囃子部隊の方々の「囃子」の字が背中にある法被もまたカッコよく、やべぇ、これ欲しいって思っちゃいました、笑。
結局最後まで一緒に練り歩くことになるんですが、途中の小休憩の際、その中でボスっぽい風格をした篠笛のおっちゃんに「さっきから趣味で録音してるんすけど、いいっすかね?」って尋ねたところ「お祭りってのはなぁ、みんなのもんなんだ、著作権だとかしょーもないこといっちゃぁいかん」と軽く叱られました。かっこよすぎです。ついでに若い方々にも、幾つか疑問をぶつけてみたら快く答えてくれたばかりか、一緒に写真とってくださいっていうお願いも快諾。いやぁ、まじハッピー♪
ちなみに、お囃子の修練はまずビートの習得から入るようです。中心のビートとなる太鼓をまず覚え、サイドの太鼓を覚え、という具合にランクアップしていくのだとか。途中から太鼓と篠笛に別れるらしいですが、篠笛吹けるセンスある奴は少ないから、大抵篠笛は篠笛専門になるとか。太鼓は譜面があるけど、篠笛はビデオなんかで見て覚えるんだそうです。伝統芸能音楽、やっぱヤバい。
確か来週は町田一デカイ神社の祭り。これも楽しみで仕方がない。けども、より地元密着型の祭りのあり方にとても刺激を受けた日でした。
マツリゴト、侮る無かれ。僕から見ればそれこそ「デモ」もマツリゴト。ただ今のデモの多くは言語化の要素と引力が強すぎると感じています。最近忙しいから行けてないけど、それも今少し僕が距離をとってる一つの理由。そこにもっと「まぁるく色々飲み込んだ」ような「あやふやな何か」が加わればドッカーン、いわゆる権力者はオシッコちびっちまうだろ。
それが「粋」なものであれば、これからも様々な「マツリゴト」に首を突っ込んでいきたいっすな!!